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VS-35は1961年1月カルフォルニア州のロス・アラミトス海軍基地で創設され、当初は11機のS2F-1トラッカー対潜機を装備していた。その後発展型のS2F-3に更新、この機体は名称をS-2Dに変えている。S-2D(S2F-3)は、燃料タンクを陸上型のS2F-1と同様に大型化して、重くなった分エンジンもより強力な物に変った。また、レーダー以外の対潜装置は全て一新された機体であった。S-2Dに換装を終えた部隊は、1962年にアラメダ海軍基地へ移動して、第57空母対潜航空群
( CVSG-57)の傘下に入り、対潜空母USSホーネットに載って航海に出る事になった。1965年8月からは同空母に搭載されてベトナム戦に参加、トンキン湾での水上監視と対潜哨戒を行っている。1969年の5回目のベトナム派遣が終了後、空母USSホーネットが退役したため、USSワスプに搭載され、今度は大西洋方面で運用された。CVSG-53の傘下に組み込まれて以降は、再び太平洋方面に戻り、UUSタイコンデロガでベトナムへも再度派遣されるが、S-2Dトラッカーの引退と共に部隊も解散となっている。S-3Aバイキング部隊として復活の予定であったが、これも予算上の問題で1977年に頓挫した。(2025年12月 記)
↑ 1965年伊丹空港でWhite Bearさんが撮影されたVS-35のS-2D。機首のModex横にVs-35の大きなインシグニアを貼っている。尾翼には第57空母対潜航空群を示すテールコード"NV"が書かれ、ブーメランが書き込まれていた。部隊創設時11機のS-2Dで運用が始まっており、空母運用時は各VSが定数20機とされた事から、同隊も定数を確保していたはずである。エンジンナセル後方には当時搭載されていた空母ホーネットの名前がかkれている。
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