VMFA-321
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(1943~2004)
海兵隊第321戦闘機中隊は、太平洋戦争たけなわの1943年2月にノースカロナイナ州チェリーポイントで創設された。飛行隊は初期訓練を終えると直ぐに、日本軍が撤退した後の中部ソロモン諸島ベララベラ島バラコマ飛行場に向かう。ここには別にトロキナ飛行場があり、この飛行場を拠点にF4Uコルセア戦闘機を使って、ソロモン海域上空で日本軍と戦っている。ソロモン方面でVMF-321は、39機の日本軍機を撃墜したとされ、1945年の飛行隊長オーバーレンド少佐はエースともなっている。飛行隊は戦後の1946年1月に一度解体されたが、1946年にワシントンDCのアナコスティア海軍航空基地で再編成されている。1962年にアナコスティア基地からメリーランド州アンドリュース空軍基地内に開設されたワシントン海軍航空施設に移動している。部隊名は創設以来 「Hell's Angels」を使っており、部隊パッチのデザインも爆弾や花火を握った地獄猫を採用していた。このヘルスエンジェルスと言うのは1948年に結成された悪名高いアメリカの暴走族グループと同じであるが、どちらも元々はイギリス陸軍航空隊の映画名が起源らしい。
↑ 1975年5月 建国200周年を迎える1976年の準備で既に何機かが新しい色合いに模様替えされている。アメリカコックと同じ赤/白/青のトリコロールである。この塗装は所属機全機に施されて、アメリカ各地の航空ショーへも参加している。1973年から使い始めた部隊名ブラックバロンズは、この年にヘルスエンジェルスに戻された。
↑ 1976年7月アンドリュース空軍基地に並ぶF-4Bの列線、VMFA-321は、FJ-4BFury/F-8 Crusaderとジェット戦闘機としては3代目に当たるF-4ファントムシリーズを1990年まで使う事になる。本機は同隊がF-4Bに換装した際に最初にアンドリュースに運ばれてきた機体で、操縦者はジョナサン・フォスター大尉でオシアナ基地から機体を飛ばしている。。
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↑ 1976年7月に撮影されたVMFA-321のF-4B。この年を最後に同隊はB型ファントムからN型ファントムに更新し、マーキングと共に部隊名も創隊時の"Hell's Angels"に戻すことになる。
↑1974年4月メリーランド州アンドリュース基地に駐機するVMFA-321のF-4B/MG-3。上面の色はほぼ黒に近い紺色で星は機首から左右に分かれて、コクピット後方までライン上に並び、その後ろはランダムに配置されている。B型の受領は1974年1月1日からであるので、受領して数か月後の撮影であたる。
↑ 1975年2月アンドリュース空軍基地で撮影されたVMFA-321のF-4B。後方の"MARINE"表記の下に"MARTD ANDREWS"と書き込むのが、海兵隊の機体として非常に珍しい部分であるが、エアフォースワンも発着するこの空軍基地の片隅に海軍/海兵隊の分遣駐屯基地があるのが、一目で判るようにしてあるのだ。
↑ ブラックバロンズの塗装も時期によって多少変化しており、1975年には背中の部分に"VMFA-321"ではなく"MARTD ANDREWS"と書かれた。星の数も異なっているが、よく見ないと判別できない。"MARTD ANDREWS"とはMARINE CORPS Detachment Andrews Air Force Baseの略らしい。この黒のシックな塗装は残念ながら1975年で終了し、したイラストの様な色合いに変わることになる。F-4B/MG-1/Bu.No.152292
↑ F-4Bを使い始めたVMFA-321の初期の塗装で、1962年から使っていたF-8クルセイダー戦闘機時代の塗装を踏襲したものである。恐らく海軍・海兵他を通じ最も派手なデザインの一つで、この時期はこの黒い背中のラインと★模様の為か、部隊名を黒い伯爵としていた。F-4B/MG-2/Bu.No.151420
F-4B
↑ 同じく1974年4月に撮影されたVMFA-321のF-4B/MG-2。同隊はF-4Bの前にF-8Kを使っていたが、F-8A,F-8L,T-33等も並行して使っていた。
Wings
↑ 1976年のアメリカ建国200周年の年に部隊はデザインを変えて、より明るいアメリカ国旗を意識した色合いに変えている。このデザインも1年だけの限定で塗り替えられているが、多くの航空ファンがこの塗装目当てでアンドリュース基地を訪れたようである。F-4B/MG-10/Bu.No.152290