F-4J/DW-1/Bu.No.155888
↑ 1978年3月 冬のアルバイトで金を貯めて、天気の悪い3月の嘉手納基地に赴いた。お目当ての一つがこのVMFA-251のF-4Jを撮影する事だったが、残念だったのは尾翼をネービーブルーと赤い電光で塗った機体は既になく、全てグレー色に変っていた。
F-4J/DW-11/Bu.No.153857
F-4J/DW-5/Bu.No.153896
↑1978年3月嘉手納基地R/W-05-Lに編隊着陸する2機のF-4J/DW-5&11。
F-4J/DW-2/Bu.No.155865
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F-4J/DW-2/Bu.No.155865
VMFA-251の前身であるVMF-251は、太平洋戦争後一度予備役部隊となったが、朝鮮戦争勃発と共に現役部隊に復活し僅かな期間であるが、朝鮮戦争へも参加している。その後岩国に15か月ほど駐留し、それまで使っていたダグラスAD-4スカイレーダーからFJ-3フューリーに機種変更し、1957年4月に部隊ニックネームを”Black
Paches”から現在の” Thunderbolts”に変更している。1961年VMFA-251は、サウスカロライナ州のボーフォース海兵隊航空基地に本拠地を移し、翌年には発生したキューバ危機に対応している。またVMFA-251は、海兵隊のF-8クルセイダー戦闘飛行隊として最初に空母運用の資格を得て空母甲板で活動した部隊でもあった。最初に搭載された空母はUSSシャングリラ(CVA-38)でCVW-10(第10空母航空団)の傘下で最初の1か月で約500時間の飛行記録を残している。前項でも記述したが、VMFA-251はカリブ海からヨーロッパ方面での活動が多かったが、1977~1978年に掛けてF-4J時代に唯一岩国基地に半年の展開を行っている。本項ではその時期の様子を写真でご紹介したい。
F-4J/DW-4/Bu.No.153840
↑ 1978年3月珍しく晴れた嘉手納基地R/W-05Rに着陸するVMFA-251のF-4J/DW-4。彼らの部隊ニックネームは1957年フロリダ州マイアミ海兵隊航空基地にて”Thunderbolts”に変更され、同時にテールレターも”DW”に変更された。因みにVMFA-251が、J型ファントムを受領したのは1971年からだ。
↑ 1978年2月 松野主税氏が岩国基地へ赴き撮影されたVMFA-251のF-4J。フィルム時代で未だ望遠レンズも長玉等ほとんど無く、中々撮影条件も厳しい中、岩国上がりをしっかりとらえている。1977年10月にVMFA-251は岩国基地に来たようであるが、当初は尾翼にカラーマーキングが残っていた機体もあった様である。どうも年明けの2月には姿を消した模様。
F-4J/DW-10/Bu.No.153773
↑1978年3月曇り空の中訓練を終えて嘉手納基地に帰投したF-4J/DW-10。VMFA-251がF-4Jファントム時代に日本に駐留したのは、恐らく1977年10月から1978年6月末までの1度だけであり、1985年にF-4Sを受領してからも、ファントム戦闘機時代には再び日本を訪れる事が無かった。
F-4J/DW-11/Bu.No.153857
↑VMFA-251は、1978年6月にアメリカ本国に戻り、1985年にF-4Sを受領したが、僅か数か月で新鋭のF/A-18Aに機種交換されている。
↑ 1978年5月 岩国基地に展示されたVMFA-251のF-4J/DW-2/Bu.No.155865。彼らのインシグニアにある白い十字架は、マルタ十字で「純粋さの象徴」、赤い菱形は「勇気」、そして青い下地は「忠誠心」を表している。部隊モットーは、「空の守護者」。上写真2枚は松野主税氏撮影。
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↑ 同じく1978年5月にWhite Bearさんが岩国基地航空祭で撮影されたVMFA-251の同機。Modex-2/2号機は何故か”2”の記入位置が他の機体に比べレドームに近い位置に書かれており、文字体も大きい。コクピット周りの視界の反射を抑える黒いモヒカン塗装は、コックピット後方まで伸びているが、J型が完全なロービジへ移行する前の共通のパターンであった。
F-4J in MCAS Iwakuni Japan
↑ F-4Sに更新された後の基本マーキング。オレンジカラーの電光が復活し、テールレターは、ラダーを跨ぐ事が無くなった。F-4S/DW-8/Bu.No.155575
↑1977年9月岩国基地に派遣された時に施されていたロービジタイプのマーキングで、日本到着時は数機が尾翼を紺色として白い十字架と赤い電光のカラーマーキングを残していたが、1978年当初には全てこのタイプに統一された。F-4J/DW-3/Bu.No.153858
F-4J/DW-6/Bu.No.153856
↑1978年3月厚木基地R/W-01で離陸するVMFA-251のF-4J/DW-6。フニュ師匠撮影。VMFA-251は1961年西海岸のMCASエルトロから東海岸のMCASビューフォートに移動し、1964年10月にF-4ファントム戦闘機を受領したが、その時点で部隊ナンバーがVMF-251からVMFA-251に変更されている。それまで使っていたF-8時代には最初に航空母艦でF-8を運用した海編隊戦闘機部隊として記録され、数々の安全徽章を受けているが、この頃、彼らの活動は大西洋方面が主体であった。