胴体後部に白い文字で USS ESSEX VMA-211と書かれている。レーザー誘導爆弾の模擬弾を付けたハリヤーを見るのはこの時が最初であった。 ちなみにナイトハリヤーの方は、黒い文字で艦名と部隊ナンバーを書き込んでいた。
エンジンをかけたまま給油をするのは引火の危険を伴うが、実戦の場合、給油の度にエンジンを切っていたら敵に反撃の合間を与えるのでもっと危険である。厚木基地にも日本の予算で作られた”ホットピット”施設があるらしいが、嘉手納ではF-15のこうした訓練も行われている。ホットピットと言う単語は、GO NAVYの広江さんから教えてもらった単語であるが、嘉手納でのVMA-211の訓練が正にこれに相当する。
VMA-211

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↑ 嘉手納基地R/W-05Rを離陸する2機のAV-8B。手前のナイトハリアーAV-8B(N)は、胴体下の30mmアデン砲を付けているので、AN/AAQ-28 LINTENING ポッドを珍しく右翼に懸架している。AN/AAQ-28は、夜間の照準装置で特にレーザ誘導爆撃に効果を出す。

↑ 1993年9月三沢基地に展示されたVMA-211のAV-8B/CF-06。機首上部に付いている装置がFLIRと呼ばれる熱線映像装置(AN/AAR-51)で、遠赤外線を利用して観測区域での温度分布を分析して目標設定などに役立てる。因みに、私はこの部隊のハリアーをこの後見る事が出来たのは約16年後となった。

TAXING OUT OF AV-8B (VMA-211) in YOKOTA AB

↑ 1993年7月横田基地航空祭に展示されたVMA-211のAV-8B(N)。恐らく同隊のハリアーUが初めて展示された年である。展示を終えた機体はR/W-18までタキシーして、もう1機のAV-8B(N)と共に凄まじい飛沫を上げて離陸滑走して行った。

↑ 1993年9月三沢基地に展示されたVMA-211のAV-8B(N)/CF-01。機首の上面が膨らみのあるのが特徴のナイト・ハリアーは、1980年代末に開発された新バージョンでVMA-211はA-4Mからこのタイプのハリアーに直接機種交換した飛行隊である。
”CF"のレターを付けたハリヤーに出会うのは何年ぶりだろうか・・・おそらく15年ぐらいお会いしていない部隊かもしれない。ウェーキ島の復讐者たちを、今回の嘉手納遠征で運よく撮影することができた。嘉手納への撮影行で私は比較的ハリヤーと縁があって、いつも何らかの収穫を得ていたため 嘉手納に行けば必ず何機かのハリヤーが撮れるなどと言うとんでもない妄想を抱いて沖縄に行くようになっていた。ところが 2008年12月には目の前に多数のVMA-223所属のハリヤーが駐機しているのに、一機も撮れずに終わるなどという冷水を飲んでから運に見放されたようだ。その後、嘉手納でハリアーに会う機会はめっきり少なくなった

2009年3月遠征時は 岩国に配備されたばかりのVMA-211が嘉手納に数機でもいてくれればと小さな期待をしたがそれは裏切られ、エプロンには1機のお姿も無かった。現実はこんなものだ自分を納得させながらも、ハリヤーを撮りたい欲求は募り、嘉手納の空を見上げながらずっともやもやとしていた。2009年3月11日朝 09:56 曇り空の嘉手納上空、私は飛び立っていったF-15C/D F-22Aのお帰りを待って 国道脇で空を見上げ待ち続けていた。2機のシルエットが雲を抜けて目に入った、 F-15が戻ってきたか・・・しかし機影が少し違う・・・しっかり編隊を組んだ2機の機体は細身でF-15ではない、上空をオーバーヘッド ハリヤーだった。 やった〜!!・・・子供のように喜ぶ自分がそこにいた。
(2009年 再会)
2機のペアは、沖合いに展開していた強襲揚陸艦USSエセックスからの飛来であった。HMM-Rainのレターではなく 本来の”CF"のレターを付けてくれていてよかった。1機は、スマート爆弾の模擬弾を両翼に、もう1機はこれを誘導するターゲティングポッドを付けての訓練である。2009年3月11日
最初の2機が降りて約1時間ほど経った11:15、再び2機のハリアーが飛来。この時点では私は、いよいよ岩国から移動訓練に来てくれたか・・などと期待していた。飛来したハリヤーの内 モデックス24番だけは、レーダーハリヤーではなく 往年のナイトハリヤーで混合編成であった。
2009年3月11日についで翌3月12日にも嘉手納でホットピットの訓練をするVMA-211のAV-8B、USS エセックスから飛来しわずか約20分で給油を終え また母艦へ向かって行った。
嘉手納でホットピットを終え 母艦に向かうAV-8Bの離陸を捉えようとRW/23側で待っていた、これを撮影して夕方4時の便にぎりぎり間に合うかどうかだった。漸く離陸して行ったハリアーを望遠レンズで追ったが、300mmレンズに1.4倍のテレコンをつければデジカメだと600mmぐらいに相当するので、最初にファインダーで捕えた機体に気を取られていたら実は2機編隊で離陸していたのだ・・・・これを知ったのは、上の写真を撮り終えた直後・・・あわててファインダー位置を調整したものの フォーメーション写真は下のような送りぎみになってしまった。。。
トホホ・・・・もう1機横にいたのね・・・
↑2009年のVMA-211所属機の一般的なマーキングで、機体をグリーン系の迷彩からグレーに塗り替えられた後、飛行隊はこのデザインをほぼ踏襲していくことになる。他の飛行隊は胴体後部にVMA-No.を書き込む事が多かったが、VMA-211だけは、尾翼の先端に「AVENGERSの文字を入れるほうを好んだようだ。胴体下のアデン砲は、射撃訓練を繰り返すとイラストのように排気煙と油がべったりとこびりついてしまう。AV-8B Bu.No.165429

↑ 2004年に確認された司令官指定機で、恐らくこの部隊で最初にハイビジ塗装された機体であると推測される機体。機首はアベンジャーズの星マークにオリジナルのライオンの徽章が書かれたもの、この後2006年にはラダーラインが色違いとなり、機首のマークを変えたデザインに更新された。2000年前期の時期に海兵隊ハリアーがこうしたマーキングを入れるのは珍しかった。AV-8B Bu.No.165006

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VMA-211は、1990年6月よりAV-8B(N) ナイトアタック型に機種交換した。
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CF-01(1993)
CF-06(1993)
CF-05/164115
AV-8B
Wings
↑ A-4スカイホークを使った海兵隊攻撃飛行隊の中で、引退していくA-4Mスカイホークを最後まで使った飛行隊で、機体更新時ハリアーのA型がすでに生産中止になっていた為、最新のAV-8B(N)ナイトハリアーを受領した。19905月にハリアーのB型配備を受けた最初の頃の迷彩塗装。尾翼の付け根に「AVENGERS」の文字を入れ機首に旧国籍マークを書き込んでいる。AV-8B Bu.No.163882