彼らの部隊名の前には、「World Famous Golden Dragons」の文字が。それにしても米軍の部隊名に「World Famous 〜 」と付く部隊名が結構あるのだ。直訳すると「世界的に有名な〜」だか、ニュアンス的には・・「世界に冠たる〜」って感じだろうか。私は同隊がA-7コルセアを使用していた時代には、1度もお目にかかったことがなかったが、1987年にCVW-5の所属になってからすっかり馴染みの部隊となった。
元々は、1945年にアトランチック・シティで創設された飛行隊で、当初はグラマン社のF-6Fヘルキャットを使っていた。その時はファイティング・カンガルーと言う可愛い名前の部隊だったのだ。部隊徽にドラゴンを使い始めたのは1950年ぐらいからだそうだ。
(1991)
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↑ 厚木基地でローカルの飛行訓練を行うVFA-192のFA-18A/NF-301
↑ 翌々年の1990年の厚木基地公開時は、1988年よりずっと近くに彼らを捉える事が出来た。
朝鮮戦争を題材とした”トコリの橋”という映画。この映画はその後ビデオにもなって販売され、友人からコピーをもらって見たことがある。朝鮮戦争を題材としたテレビドラマでは、F-86を主役とした戦闘機部隊のテレビ番組が子供の頃放映されていた。確か番組名は”ジェット・ファイター”と記憶するが、米空軍もので週1回の放送でお茶の間を楽しませてくれていた。一方”トコリの橋”は、米海軍の空母艦載機が主役でこの映画は当時珍しい存在だった。確かアメリカ映画にしては珍しくハッピーエンドではない顛末である。記憶では、主人公が最後は撃墜され、逃げ場を失って地上で敵の弾丸に倒れる結末だったと記憶する。VFA-192(当時はVF-192)は、この映画でも紹介されたことから”World Famous〜”と付けたらしいが、トコリの橋などというB級映画を知っている人は、戦争映画マニヤを除けば殆ど居ないから本当にフェーマスかどうか・・・・・VFA-192は、F9Fパンサー戦闘機からFJ-4Bフェリー、A4D-2、A-4スカイホークを経て、1970年にA-7Eコルセヤ攻撃機を使用開始(何と17年もA-7Eを使っていた)、コルセヤ時代はUSSキティー・ホークに搭載され、私の世代のマニアでは”NH”のレターを付けていた印象が強い。1986年1月にFA-18Aに転換し 横須賀のUSSインデペンデンスに搭載されるようになってから、漸く我々にも馴染みが深くなった部隊だ。1991年にFA-18Cに転換、ホーネット時代はまだまだ続くだろうから、部隊として同一機種使用の最長記録が出そうだ。
(1988)
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↑ FA-18の面積の広い翼と機首まで伸びるストレーキは迎え角性能を高め、旋回半径を小さくすると共に、俊敏な旋回行動がとれたそうである。
↑ 厚木基地でローカル訓練を行っていたVFA-192のFA-18A。疑似コクピットの効果を出すために他のマーキングを全て薄いグレーにしたため。何となくすっきりしない印象である。
↑ 厚木基地で訓練に励むVFA-195のFA-18A。こうして2機編隊で離陸することは、よく見られたが、年を追うごとに少なくなっていく。
↑ 航空ショーでの展示飛行を終え、機体がエプロンに戻ってきた後、VFA-192のスタッフはエプロンで打ち合わせを行っていた。こうした風景も記録として残しておくと当時の制服/装備なども窺い知れて面白い。
↑ 1991年VFA-192FA-18A/NF-301/ 。この年彼らのマーキングは多少変更が加えられた。疑似コクピット(フォールス・キャノピ)を色濃く描くことで、DACT(異機種空戦)に於いて,自機の姿勢を敵機に判断しづらくしている。その代り、他のマーキングは薄いグレーに変更され、疑似コクピットの効果を最大限引き出す策がとられた。
↑ 1990年に目にしたVFA-192のFA-18A各機は、機首番号Modexの下に”E”を誇らしげに書き込んでいる。これは同隊がバトルEアワードを受賞した記念であるが、バトルEとは年間を通じて最もコストパフォーマンスの高い即応性を維持した部隊に送られる称号。
↑ USSミッドウェイに配備されて間もないVFA-192は1988年の厚木基地公開日、遠方であったが列線を見る事が出来た。 NF-300.ドラゴンが暗いグレーで書き込まれ 胴体に”USS MIDWAY”の文字、もちろん配備当時はA型である。VFA-195と異なりテールレターは、最初からラダーに”NF”と描かれていた。
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(1990)
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↑ 1988年5月22日の厚木基地公開日に、VFA-195FA-18A/NF-301/Bu.No.162873が初めて展示された。センタータンクの先端は色が塗られていたが、何色か記憶にない。部隊黄や文字が黒に近いグレーではっきりと書かれ、すっきりとした印象であった。パイロットのスーツは、この時点ではグリーン色であった。
(1988)