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FA-18C/DC-01/Bu.No.164264
↑ 2005年5月にWhite Bearさんが岩国基地で撮影されたVMFA-122の十字軍風マーキング。数多きFA-18のショーバードの中で最も人気の高かった塗装の一つで、曲線を上手く使った非常に良いデザインである。胴体下の燃料タンクには星条旗が書かれ、"Crusaders"と黒色で書かれている。
1991年の湾岸戦争以降、イラクやイスラム過激派との戦争に明け暮れる中、宗教対立をあおるような言動が慎まれる風潮が出てきた。特にアメリカ国内のリベラル派の台頭により、それに押された民主党政権が巻き返しを図っていた時期である。2009年には最終的に大統領選でバラク・オバマ氏が黒人として初めて第44代アメリカ大統領に選出されるなど、大きな曲がり角にもあった。そんなリベラル風潮が人種差別や宗教対立などを徹底的に叩く時代が訪れた。同隊の十字軍と言う部隊名も歴史的経緯から宗教対立の代表的な固有名詞として、軍では次第に使えなくなってきたのである。
FA-18C/DC-00/Bu.No.164247
FA-18C/DC-01/Bu.No.164264
FA-18C/DC-05/Bu.No.164271
FA-18C/DC-05/Bu.No.164276
FA-18C/DC-01/Bu.No.164265
↑ この塗装を施された機体は、実を言えば2機存在するようで、しかもビューアルナンバーは1つ違いである。White Bearさんのご指摘で分かったのであるが、岩国基地で飛行していたこの機体BuNo.164265と164264の2機である。恐らく塗装された時期が違うものと思われる。下段に展示したオランダのオルス氏のDC-01は、3年後の2008年撮影であるが、164264である。
VMFA-122の新インシグニア各種と尾翼のマーキング類、一番右のはFA-18C”DC-10”の尾翼に書かれた狼男?の横顔風。狼男に変身する際に試行錯誤で、出された案の一つと思われるが採用にはならなかった。
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↑ 上の枚の写真は、オランダの友人オルス氏が2008年1月にMCASビューフォートで撮影したもの、丁度デザイン変更したばかりの時である。
↑ 上3枚の写真も何れもWhite Bearさんの撮影による岩国上りの様子。今は船をチャーターしないと撮れない光景である。
FA-18C/DC-00/Bu.No.164264
↑ 2008年に元々の部隊名に由来する「狼たち」のコンセプトに基づきデザインを変更。狼は狼男に変身して尾翼に爪痕を残したマーキングが入った。DC01以外はこのデザインをロービジ調で統一したが、塗装変更の過渡期には、いくつかの異なる狼男が尾翼を飾っていた。VMFA-122 F/A-18C Bu.No.164264
↑ 2002年横田公開で展示されたDC-01に引き続き、2004年はより派手になって、ついに十字軍盾が尾翼全体に描かれるようになり このVMFA-122の司令官指定機の塗装は、この後の部隊マーキングに大きな影響を与えた。VMFA-122 F/A-18C Bu.No.164264
FA-18C/DC-02/Bu.No.163140
↑ 上の写真と同じく、オランダのオルス氏が2008年1月に海兵隊ビューフォート基地で撮影したFA-18C/DC-02
↑ 2008年のデザイン変更に伴いDC-00は、部隊の元来のインシグニアを尾翼に描いた。酒瓶に乗った酔っぱらいの狼君である。尾翼内側はノーマーキングである。 VMFA-122 F/A-18C Bu.No.164247